ESP Easy ことはじめ

公開 | 更新 
図8. ハードウェア構成

1年半ぶりに触ってみた ESP8266 系列はとても便利になっていました。様々な接続機器やデータ出力先の他、スタンドアロンでもサーバとして多機能で、初期設定も簡単かつ安定。いつか出ないかな、とずぼらなボク達が待ち望んでいたファームウェア ESP Easy が本当に出ていました。

市販のルータの設定をWebUIでいじる感覚で、今までシコシコとコーディングの後、いちいち焼き込んでいたセットアップが済んでしまいます。

まずはこちらのページから、焼き込むバイナリをダウンロードします。今回使用するESP-12では4MB版を使います。

ESP-12Eをフラッシュモードにした後、次のコマンドで焼き込みます(母艦はUbuntu 16.04使用)。

再起動の後、ESP Easyは自身がオープンモードのAPとなっているので、スマホ等で「esp_0」と言うAPを見付けて接続。そしてブラウザから192.168.4.1へアクセスするとWiFiを選ぶウィザード画面で今後使用したいAPとパスフレーズを入力すると、ESP Easyは接続を試みます。成功すると取得された新しいIPアドレスがこのように表示されるので、以後はそちらへアクセス。

図1. 初回セットアップ

図1. 初回セットアップ

Hostname等の基本的な設定の他、Tools→AdvancedではNTPも設定出来ます。

図2. 設定ページ

図2. 設定ページ

まずはI2C接続されたセンサを検出してみます。

図3. I2Cバススキャン

図3. I2Cバススキャン

正しく検出されていることを確認したら、センサを設定します。気圧では高度補正を施すことも出来ます。

図4. BMP280の設定

図4. BMP280の設定

設定が終わったら、デバイス一覧で正しく計測されていることを確認します。

図5. デバイス一覧

図5. デバイス一覧

スタンドアロンで使用するならここまででも十分ですが、ThingSpeakとの連携をする場合は、コントローラの設定を行います。

図6. コントローラの設定

図6. コントローラの設定

複数のセンサをThingSpeakの同一チャンネルに送出する場合、各デバイスのインデックス(IDX)を順序良く振る必要があります(図5をもう一度参照)。

ThingSpeakをのんびり眺めて正常に受信出来ていることを確認しましょう。

図7. ThingSpeak受信状況

図7. ThingSpeak受信状況

長期連続運転で安定性を確認したいので、ブレッドボード上に組んでしばらく放置してみるつもりです。

図8. ハードウェア構成

図8. ハードウェア構成

バッテリ運用では重宝するSleep機能も備えているので、今後はそちらも試してみたいと思います。

created by Rinker
¥950 (2024/03/29 08:12:31時点 Amazon調べ-詳細)

ESP Easy ことはじめ」への1件のフィードバック

  1. ServerCan 投稿作成者

    ThingSpeakへ送信するインターバルの設定は、てっきりControllers内のThingSpeak設定のところでまとめてセットするのかと思ったら、どうもDevice毎のIntervalで設定する模様。複数デバイスある場合は、両者を同じインターバルにすると同時に送信しようとして鯖に蹴られるので、微妙に異なる値にしておく。少なくともこうすることで私は、ThingSpeak側でこぼれることなく送れるようになりました。

    https://www.letscontrolit.com/forum/viewtopic.php?t=2878

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA