充電エラーのマキタ互換バッテリの18650セルを交換

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去年購入したマキタ 互換 10.8V バッテリパック (LG製セル搭載)をマキタ純正充電器で 充電中 、途中で エラー 終了するようになってしまったので再び分解してセルを確認したところ、1本に不良が見つかったので、新品の18650を購入してタブを スポット溶接 、全セルを交換しました。

マキタ互換バッテリの分解

淘寶で当時RMB99(送料別)で購入したマキタ10.8V系の互換バッテリパックは、その中身にLG製HD2セル(2000mAh/25A)が使用されていたこともあって安心して使っていたのですが、ある日、マキタ純正チャージャーDS10SBで充電するとエラー終了を示す緑赤交互点滅に。

図01.マキタ充電器 DS10SB

図01.マキタ充電器 DS10SB

バッテリパック上の残量インジケータは残り半分程度を示しているので、もちろんまだまだ充電が必要なはずです。

図02.バッテリ残量表示まだ半分

図02.バッテリ残量表示まだ半分

中にある各18650セルの状態を確かめるべく、底面四隅のネジを外して一年ぶりにご開帳です。

図03.底面ネジを外してご開帳

図03.底面ネジを外してご開帳

マキタ10.8V系バッテリのピンアウト

マキタ純正ではなくあくまで互換品ですが、取り出した中身はこのようになっていて、焼損や破裂などの見た目の異常は見受けられません。

図04.バッテリセルモジュール

図04.バッテリセルモジュール

3本直列に繋がっている18650バッテリの各セルの電圧を取得するに当たり、まずは上部基板の端子のアサインを確認します。

図05.バッテリモジュール上部拡大

図05.バッテリモジュール上部拡大

配線を追ったりテスタで確認したところ、下図左のように配線されていることが分かったので、今後各セル単体の電圧は筐体を開けなくとも下図右の要領で確認出来ることが分かりました。

図06.マキタ10.8V系ピンアウト

図06.マキタ10.8V系ピンアウト

実際に電圧を測ったところ、両端(1,3番)が3.9Vあるのに対し、真ん中(2番)は3.6Vしかありません。試しに18650充電器をこの真ん中のセルへ直接繋いで充電を試みますが、これ以上電圧は上がりませんでした。セル交換確定です。

 

次のページでは、新しく調達したセルを放電試験の後、この時のために購入したポータブルスポット溶接機を使って、組電池として仕上げていきます。

 

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