WordPressで XML Sitemap Generator for Google プラグイン が生成するサイトマップのうち、サブサイトマップの中にコンテンツであるURLが無い空っぽになる現象を発見。キャッシュや他のプラグインとの相性問題ではないので、少し古いバージョンへ プラグイン を ロールバック させて対応しました。
サブサイトマップの中身が空っぽ
Google Search Consoleでサイトマップの読み込み状況をいつものようにチェックしていると、何やら様子がおかしいことに気づきました。
ブラウザでサイトマップファイル sitemap.xml を直接開いて、中身を確認。ここまでは普段から時々確認するようにしています。
試しにサブサイトマップをいくつか開いてみると、ファイルも存在し中身もXML形式に違いないものの、よく見るとコンテンツが全くありません。
たまたま作成にコケたのかと思い、プラグインの設定ページでプッシュしてみるも状況は変わらず。
ちなみにこのサイトでは、W3 Total Cacheというキャッシュ系プラグインも併用しているものの、サイトマップファイルはキャッシュの対象外にしています。
また、Yoast SEOプラグインとの干渉が時折取り沙汰されますが、Yoast SEOやキャッシュ系プラグインを一切入れていない別のWordPressサイトでも同じ状態なので、この現象はXML Sitemap Generator for Googleプラグイン単独の不具合と判断。
古いバージョンのプラグインをダウンロード
上図右の最近のサポートトピックで、プラグインを現行の4.1.16にしてもまだエラー云々という文言を見つけました。
同じくサブサイトマップに関する不具合で、プラグインを4.1.13までロールバックして解消したとのこと。プラグインページで更新履歴を確認、今月になって何度か更新されていて、どうやらその前まで戻す必要がありそう。
WordPressのプラグインを、プラグイン一覧ページから簡単にロールバックできるようにするプラグイン(WP Rollbackプラグイン)、なんてのもあるようですがそう頻繁に使う機能でもないので、今回は素直にプラグインZipファイルを使ってロールバックしてみます。
まず、プラグインページ右にある「詳細を表示」をクリック、
詳細ページ下の以前のバージョンから4.1.13をダウンロードします。
既存のプラグインの削除
WordPress管理ページの インストール済みプラグイン 一覧で、XML Sitemap Generator for Googleプラグインを 無効化 の上、プラグインを 削除 します。もしプラグインの自動更新を有効にしている場合は、プラグイン削除の前に 自動更新を無効化 するのを忘れずに。
ファイルからプラグインをインストール
新規プラグインを追加ページへ進み、プラグインのアップロードボタンを押して、先ほどダウンロードした古いプラグインのZipファイルを選択、インストールします。
アップロードとインストールが完了したら、 プラグインを有効化 します。
再び インストール済みプラグイン 一覧を開くと、新しいバージョンが検出されるも、もちろんそのままで。なお、プラグインを削除しても設定は残っているので、再インストール後に一から設定する必要はありません。
サブサイトマップの中身復活
プラグインの設定ページで設定が引き継がれているのを確認したら、サイトマップを検索エンジンへ通知します(図04参照)。
空っぽだったサブサイトマップに中身が戻ってきました。
サイトマップやキャッシュ関連のプラグインはSEOに直結する機能だけに、普段から自動更新に委ねず、更新内容を確認してから手動更新するのが確実でしょう。