安価な4chオーディオミキサーAU-401買いました

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複数のPCやスマートフォンの音声を1つのヘッドフォンで聴きたくなって、 安価 な 4ch オーディオミキサー AU-401 を購入、多口USBチャージャーから電源を取って試してみます。

オーディオミキサー AU-401

ピンからキリまであるオーディオミキサーの中から、お手頃価格な4chオーディオミキサー AU-401を淘寶で購入しました(価格はRMB49送料別)。

図1.AU-401本体と昇圧ケーブル

図1.AU-401本体と昇圧ケーブル

動作電圧はDC5〜12Vとあり、USB電圧そのままでも動作するものの、念の為にUSB5Vを12Vへ昇圧するコンバータ内蔵ケーブルも購入しています(こちらの価格はRMB6)。

入出力の信号(3.5φ)と電源(5.5×2.1mm DCコネクタ)は全て背面から接続します。なお、本体底面には滑り止めのシリコンが四隅に貼られています。

図2.AU-401背面視

図2.AU-401背面視

筐体の分解

分解は前後面のネジ各2本を緩めてパネルを外すだけ。と、これだけでは中の基板が出てきません。

図3.AU-401ケースの分解

図3.AU-401ケースの分解

これは、背面側の隅っこの基板上に盛りハンダがしてあり、ケースの溝に噛ませているためで、反対側から基板を軽く叩いて取り出しました。

図4.盛りハンダによる基板固定

図4.盛りハンダによる基板固定

基板の確認

取り出した基板を確認すると、簡素な部品構成で4chなのでオペアンプが2個載っています。

図5.AU-401基板上面視

図5.AU-401基板上面視

上図左のU1には、2回路ローノイズオペアンプ 4580が使われています(マルツさんの部品ページはこちら)。

図6.オペアンプ U1 4580

図6.オペアンプ U1 4580

もう1つのU2の方は少し型番が異なり、こちらは4556Aが使われていました(マルツさんの部品ページはこちら)。

図7.オペアンプ U2 4556A

図7.オペアンプ U2 4556A

基板裏には特に実装部品はありません。

図8.AU-401基板裏面視

図8.AU-401基板裏面視

 

使用雑感

元に戻した後、PC2台にスマートフォン、さらにRaspberry Pi DAC(関連記事はこちら)を入力に繋ぎ、ヘッドフォンを出力に動作を確認してみました。

商品紹介ページで消費電流がアイドリング時で15mA、最大70mA(おそらく5V時)と謳われていた通り、実際も50mA未満の消費しかありません。

音質は音源以上に良くなることはありませんが、Raspberry Pi DACのハイレゾ音源でも、音質が損なわれていなかったのでまずまず。

唯一最大の問題点は、電源ラインから入る様々なノイズ類。当初使っていた12V昇圧ケーブルは特にひどいので、USB5Vを昇圧せずにそのまま供電してだいぶマシにはなりましたが、多口USBチャージャを共有している他のデバイスから回り込んでくるノイズは避けられません。

オーディオミキサーのためだけに電源を独立させたくないので、今後、電源ラインのノイズフィルタを試してみるつもりです。

 

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