邪魔なTaptic Engineの取り外し
次に、バッテリ下に陣取っているTaptic Engineを取り外したいので、そのフレキコネクタを覆っている黒い部品、Barometric Vent(気圧センサ呼吸口)を外します。ここも使われているのは+ネジ。
フレキのコネクタが現れたので、左右の+ネジ計3本緩めてTaptic Engineを外すと、バッテリ下に作業スペースができました。
バッテリの取り外し
バッテリと筐体ハウジングの間にある両面テープ(計2本)の耳がバッテリ下端に貼り付いているのでこれを起こし、下方へ可能な限り水平に、そして均等に引き出します。
もし途中で切れてしまった場合は、すき間に微量のIPAを流し込んで粘着力を弱めながら、バッテリを筐体から慎重に剥がします。
新旧バッテリ比較
取り外したバッテリとこれから搭載する互換品を比べてみると、公称容量に次のような差異が見られ、
- 純正品: 7.45Whr
- 互換品: 10.26Whr
縦横は同じですが、手に取ってみると互換品の方が多少厚く感じられました。
バッテリテープの貼り付け
付属のバッテリテープを下図のように位置合わせ(バッテリの裏表をまちがえないように)。
そのまま裏側の青フィルムを剥がして、そのまま先に耳の部分を貼り付けて位置決めの上、バッテリへ貼り付けます。
新しいバッテリを搭載する前に、筐体ハウジング周囲に残る、黒い防水シールの跡を全てきれいに除去します(液晶パネル側も同様)。
バッテリ周囲に均一なすき間が保たれるような位置でバッテリを筐体へ貼り付け、さらに組付け時の逆順でTaptic EngineとBarometric Ventも組付けてしまいます。
防水シールの貼り付け
防水シールの1番大きなフィルムを剥がして、筐体の縁へ全周乗っているのを確認しながら、筐体へ貼り付けます。
上図右下に出ているタブをつまんで全体を覆っているフィルムを剥がし、防水シールが筐体にしっかり接着するよう、ヘラなどで押し付けます。
最後に残っていた外周フィルムを剥がして、防水シールが正しい位置に乗っていることを確認します。今回初めて挑戦したのであまり見本にはならない出来栄え。
後は分解の逆順でフレキやブラケットを組付け、液晶パネルを元通り組付けます。
最後にライトニングコネクタ脇の星ネジを忘れずに。
バッテリ交換後の状態を確認
初回充電後、再びバッテリの状態を確認すると、最大容量は100%になり、その後しばらく使用してもバッテリの減りが明らかに緩やかになりました。
参考)