OpenWRTへ入れ替えた中国移動 RAX3000Mのアクセスポイント化(Dumb AP)

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OpenWrt 謹製ファームウェアへ書き換えた 中国移動 RAX3000M WiFi6ルータを、 アクセスポイント モード(いわゆるDumb AP)に設定しました。

アクセスポイント化への手順

既にこれまで何機かのOpenWrtルータをDum AP化してきましたが、今回はハードウェア構成がほぼ同じな、H3C Magic NX30 Proの例から、その設定を限りなくコピペ流用できる見込み。

手順は基本的に以下の通り。

  • WANを廃して有線無線全てLANに
  • DHCPやDNS、Firewallを停めて自身もDHCPクライアントに
  • 無線インターフェイスを適宜設定

ちなみに、OpenWrt公式ドキュメントにもアクセスポイント化(Dumb AP)の手順が、LuCIベース、コマンドラインベース双方で丁寧に解説されています。

 

/etc/config/network

まず、ネットワークインターフェイスが定義されている /etc/config/network ファイルから。OpenWrtデフォルト設定は次の通り。

これを次のように有線ポートをLANへ集約してしまいます。LANのプロトコルをDHCPにするのは作業の終わりで。

変更を適用し、 lobr-lan からIPv6アドレスが消えているのを確認しました。

 

/etc/config/dhcp

次は /etc/config/dhcp ファイル、デフォルトは次の通り。

ここから、 lan のDHCPサーバ機能を無効化します。

変更を適用して、サービスを再起動。

 

/etc/config/firewall

ファイアウォール設定ファイル、 /etc/config/firewall のゾーン定義部分のデフォルトは次の通り。

最終的にはサービスも停めてしまうのでどうでもいいのですが、取り敢えず設定を次のようにしてしまいます。

変更を適用して、サービスを再起動。

 

DHCPクライアントになる

以上、ルータの有線インターフェイス部分の変更を終えたら、 /etc/config/network のIPアドレス取得方法を静的からDHCPに変更して再起動、RAX3000Mのいずれかの有線ポートを既存のLANに繋いでIPアドレスを取得させます。

RAX3000Mが取得したIPアドレスを見つけてブラウザからアクセス。ネットワークインターフェイスを確認してみます。

図01.インターフェイス一覧

図01.インターフェイス一覧

図02.lanインターフェイス設定

図02.lanインターフェイス設定

図03.lanインターフェイスのデバイス

図03.lanインターフェイスのデバイス

図04.br-lanデバイス設定

図04.br-lanデバイス設定

図05.ファイアウォールゾーン設定

図05.ファイアウォールゾーン設定

不要なサービスの停止

不要になったDNS、DHCP、ファイアウォールの各サービスを停止の上、無効化してしまいます。

これら主要サービスを無効にしたりパッケージ削除しても、ファームウェアの更新時には元に戻ってしまうことに留意。

 

無線インターフェイスの設定

続いて無線インターフェイスは、H3C Magic NX30 Proの設定をほぼそのままコピペ流用して適用しました(デバイス固有部分のみ書き換え)。

設定を適用してLuCI上で確認してみます。

図06.無線インターフェイス概要

図06.無線インターフェイス概要

2.4G帯WiFi設定では、NX30 Proでは設定できた最大出力28dBm (630mW)が、本機では27dBm (501mW)止まり。おそらくファームウェアビルド時の機種毎の設定なのでしょう。

図07.2.4G帯無線デバイス設定

図07.2.4G帯無線デバイス設定

2.4G帯、5G帯各インターフェイス共に、lanネットワークに紐付け。

図08.無線インターフェイス基本設定

図08.無線インターフェイス基本設定

NX30 Proで見つけた5G帯チャンネルによって最大出力が異なったり、設定通りの出力が出ないことがあるのは、本機も全く一緒。

図09.5G帯チャンネルと最大送信出力

図09.5G帯チャンネルと最大送信出力

5G帯のスピードテストでは、有線LANや外向き上限の1Gbpsに準ずる文句なしの結果に。

図10.5G帯スピードテスト結果

図10.5G帯スピードテスト結果

次ページでは、有線・無線インターフェイス設定後のポストセットアップ事項に進みます。

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