MacBook Pro (Mid 2014)をKubuntu 22.04とデュアルブート

公開 | 更新 
図22.rEFIndブートメニューテーマ適用

膨らんだバッテリを交換し、外装をデコレーションしてすっかり別物に見える MacBook Pro (Mid 2014) を、既存のmacOSに加えて Kubuntu 22.04 LTSをインストールして デュアルブート 仕様に仕上げます。

パーティショニング

macOSのディスクユーティリティを開き、パーティション作成をクリックします。

図01.ディスクユーティリティ

図01.ディスクユーティリティ

macOSが専有していた500GBの領域を削り、後方に125GBの空き領域を確保しました。

図02.APPLE SSDに空き領域確保

図02.APPLE SSDに空き領域確保

Ventoyからインストールしようとするも

Kubuntu公式サイトから22.04LTSのインストールISOをダウンロードし、イメージファイルを入れるだけのマルチブートツールVentoy(関連記事はこちら)の入ったUSBストレージへコピーします。それをMacBook ProのUSBポートに挿し、Optionキーを押しながら電源投入で出てくるスタートアップマネージャで、 EFI Boot を選びます。

図03.Startup Manager Ventoy

図03.Startup Manager Ventoy

続くVentoyの起動メニューでは、コピーしたKubuntuのインストールISOを選択。

図04.Ventoy ブートメニュー

図04.Ventoy ブートメニュー

本来ならばこれでKubuntuのインストーラが現れるはずも、次のエラーで固まりました。

図05.Ventoy エラー

図05.Ventoy エラー

どうやらMacにおけるVentoyのサポートは限定的で、使えない機種がほとんどのようです。

 

balena EtcherでインストールUSB作成

Ventoyの使用は諦め、balena Etcherを使ってUSBストレージにKubuntuインストールISOを書き込むことにします。

Ubuntu 18.04デスクトップにまずレポジトリを追加します。

apt パッケージマネージャからbalena Etcherをインストール。

balena Etcherを立ち上げ、Kubuntu 22.04LTSインストールISOをイメージファイル、USBストレージをターゲットに指定して、ブータブルUSBを作成します。

図06.balena EtcherでインストールUSB作成

図06.balena EtcherでインストールUSB作成

インストール開始

作成したブータブルUSBをMacBook Proに挿し、Optionキーを押しながら電源を入れて、スタートアップマネージャで EFI Boot を選択します。

図07.Startup Manager Kubuntu

図07.Startup Manager Kubuntu

KubuntuインストーラのGRUBメニューで Try or Install Kubuntu を選択。

図08.Kubuntuインストーラ GRUB

図08.Kubuntuインストーラ GRUB

GUI画面に切り替わったところで、Kubuntuのインストールをクリック。

図09.Install Kubuntuを選択

図09.Install Kubuntuを選択

キーボードレイアウトはUSのまま次へ。

図10.キーボードレイアウト設定

図10.キーボードレイアウト設定

今回、必要なソフトウェアは随時後から入れようと思うので、ここでは最小インストールを選択。

図11.最小インストールを選択

図11.最小インストールを選択

インストール先はデフォルトではディスク全体になってしまっているので、手動指定で次に進みます。

図12.インストール先手動指定

図12.インストール先手動指定

空き領域になっている /dev/sda3 をExt4でフォーマットしてルートマウント先とし、ブートローダのインストール先にも指定します。

図13.パーティションの設定

図13.パーティションの設定

インストールが始まりつつ、タイムゾーンや、ユーザを設定します。

図14.タイムゾーン設定

図14.タイムゾーン設定

図15.ユーザとホスト名の設定

図15.ユーザとホスト名の設定

設定が必要な事項は終わり、インストールが終わるまで5分程度の待ち時間。

図16.インストール作業待ち画面

図16.インストール作業待ち画面

図17.インストール完了

図17.インストール完了

インストールUSBを抜いてMacBook Proを再起動すると、Kubuntuのログイン画面になりました。

図18.Kubuntu 22.04起動

図18.Kubuntu 22.04起動

次ページでは、rEFIndブートマネージャを導入して、デュアルブートMacBook Proを仕上げます。

 

created by Rinker
¥1,872 (2024/03/18 22:32:15時点 Amazon調べ-詳細)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA