SSDや内蔵WiFiを入れ替えながら愛用している Sony Vaio VPCSA26GG のメインボード確認と清掃のため、中を開けた際に基板とキーボードを繋ぐ フレキ を痛めてしまいました。少し長い新品の フレキ と 交換 修理に臨みます。
キーボードが外れるまで分解
これまでのSSDやWiFiモジュールの交換(本機種関連記事はこちら)では、底面のサービスカバーを外したことがあるのみ。今回はメインボードを確認するので、さらに分解を進めます。まずはネジ2本外して光学ドライブを引き出します。
底面を開けるには、さらにこれだけのネジを外します。
キーボード面周囲をゆっくり持ち上げ、矢印の箇所に挿さっていたフレキ2本(FFCとFPC)を外すと、カードリーダが一体となったキーボード側が外れます。
実は外す前にメインボード側ではなく、カードリーダ側のフレキをコネクタから外すのが正解でした。結果的にFFCが損傷してしまったのもこれが原因です。
損傷したフレキを確認
SDカードスロットに接するこのフレキは、他にもスピーカやキーボード上の電源スイッチも載っていて、両端2本ずつ断線したこの状態では、起動はするもののスピーカから音は出ません。
少し長い交換フレキ
オリジナルのFFCが90mmなのに対して入手できたのは、市販の0.5mmピッチ50ピン100mm長AタイプのFFCでした(を淘寶にて10本セット送料別RMB2.95)。
フレキの長さ調整
キーボード裏側を先に繋ぎ、アセテート粘着テープで大きめに養生しておきます。
その先でL字に折ってメインボード側へ向けるのですが、実はこの部分、底面分解時のストレージのあった場所に開口があって容易に作業ができました(先にここを外しておけば、そもそもFFCを切らずに済んだはず)。
新しいFFCで10mm長くなった分は、SSDと筐体のすき間でたるませて吸収させました。