前回、ファンの清掃で解消したと思われた、 Thinkpad X1 Carbon のCPU ファンエラー 警告が再発してしまったことから、淘寶で互換品ではなく純正品を見つけて購入、交換 修理 しました。
CPU Fan Error再発につき
電源投入時のハードウェアチェックに引っかかり、黒画面にFan Errorと表示されて自動シャットダウンしてしまう、Lenovo X1 Carbon Gen4の清掃修理をしてから数ヶ月、結局また症状再発しました。
前回CPUファンAssyを交換しなかったのは、部品の入手性とその価格からでしたが、今回再発してしまったのでもう交換しかありません。
前回も確認しましたが、PC裏面を開けて問題のCPUファンをチェック。
ヒートシンクに貼られているラベル記載のAssy品番情報は以下の通りで、
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8SSH40H35820R1FK67G1BGW FRU PN: 00JT800 |
ファンのラベル情報は次の通りでした。
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Nidec CC126K08 Rev: C 6711Z3 5V DC 0.22A 00653 |
淘寶で品番の 00JT800 をキーワードに探してみると、まず手頃な価格で目に付くのはいずれも「互換品」。
これは同社のYogaシリーズのCPUファンAssyらしく、ファンがNidec製ではなく少し厚みがあり、騒音が大きめというレビューが見受けられます。
もう少し検索を進めたところで、明示的にNidec製ファンが搭載されているCPUファンAssyの売り手をみつけ、互換品の倍以上の値に相当するRMB358+送料で購入しました。
購入した補修パーツを確認
数日後、丈夫な月餅の箱に入ってCPUファンAssyとおまけのCPUグリスが届きました。
CPUファンAssy表裏くまなく確認してみましたが、傷や汚れ、使用感はなさそう。
両者を詳しく比較
不調の個体をPC本体から取り外し、両者の外観を比べてみます。
ファンのラベルの記載は、型番とRevまではどちらも同じですが、その下のロット番号らしきところに違いがあります(下図左が今回の購入品)。
ヒートシンク上のAssy品番ラベルは、バーコード下のシリアル番号のようなものの後半部分が異なります(下図上が今回の購入品)。
さらにファンの裏側にもラベルがあるので確認してみると、社名右の日付とおぼしきものが、購入品の方がやや新しくなっています。
ここで両者のファンの羽根を手で回してみたのですが、やはり不調品の方が少し重く感じます。おそらく中のグリス切れで、この重さが Fan Error と判断されてしまったのでしょう。
交換修理
付属のCPUグリスをCPUに塗って、CPUファンAssyを取り付けます。
何度かコールドスタートを試して、Fan Errorが出なくなったことを確認しました。