Thinkpad X1 Carbon Gen4のCPUファンエラー交換修理

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前回、ファンの清掃で解消したと思われた、 Thinkpad X1 Carbon のCPU ファンエラー 警告が再発してしまったことから、淘寶で互換品ではなく純正品を見つけて購入、交換 修理 しました。

CPU Fan Error再発につき

電源投入時のハードウェアチェックに引っかかり、黒画面にFan Errorと表示されて自動シャットダウンしてしまう、Lenovo X1 Carbon Gen4の清掃修理をしてから数ヶ月、結局また症状再発しました。

前回CPUファンAssyを交換しなかったのは、部品の入手性とその価格からでしたが、今回再発してしまったのでもう交換しかありません。

前回も確認しましたが、PC裏面を開けて問題のCPUファンをチェック。

ヒートシンクに貼られているラベル記載のAssy品番情報は以下の通りで、

ファンのラベル情報は次の通りでした。

淘寶で品番の 00JT800 をキーワードに探してみると、まず手頃な価格で目に付くのはいずれも「互換品」。

図1.淘寶検索結果

図1.淘寶検索結果

これは同社のYogaシリーズのCPUファンAssyらしく、ファンがNidec製ではなく少し厚みがあり、騒音が大きめというレビューが見受けられます。

もう少し検索を進めたところで、明示的にNidec製ファンが搭載されているCPUファンAssyの売り手をみつけ、互換品の倍以上の値に相当するRMB358+送料で購入しました。

 

購入した補修パーツを確認

数日後、丈夫な月餅の箱に入ってCPUファンAssyとおまけのCPUグリスが届きました。

図2.淘寶で購入したCPUファンAssy

図2.淘寶で購入したCPUファンAssy

CPUファンAssy表裏くまなく確認してみましたが、傷や汚れ、使用感はなさそう。

図3.CPUファンAssy表裏

図3.CPUファンAssy表裏

両者を詳しく比較

不調の個体をPC本体から取り外し、両者の外観を比べてみます。

図4.両CPUファンAssy外観比較

図4.両CPUファンAssy外観比較

ファンのラベルの記載は、型番とRevまではどちらも同じですが、その下のロット番号らしきところに違いがあります(下図左が今回の購入品)。

図5.両ファンラベル比較

図5.両ファンラベル比較

ヒートシンク上のAssy品番ラベルは、バーコード下のシリアル番号のようなものの後半部分が異なります(下図上が今回の購入品)。

図6.両Assyラベル比較

図6.両Assyラベル比較

さらにファンの裏側にもラベルがあるので確認してみると、社名右の日付とおぼしきものが、購入品の方がやや新しくなっています。

図7.両ファン裏ラベル比較

図7.両ファン裏ラベル比較

ここで両者のファンの羽根を手で回してみたのですが、やはり不調品の方が少し重く感じます。おそらく中のグリス切れで、この重さが Fan Error と判断されてしまったのでしょう。

 

交換修理

付属のCPUグリスをCPUに塗って、CPUファンAssyを取り付けます。

図8.CPUグリス塗布して搭載

図8.CPUグリス塗布して搭載

何度かコールドスタートを試して、Fan Errorが出なくなったことを確認しました。

図9.Fan Error解消して正常起動

図9.Fan Error解消して正常起動

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