Ubuntu 24.04インストール後の定番アプリあれこれ

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前回、Sony Vaio VPCSA26GGにUbuntu 24.04.1をインストールして、既存のWindows 10とのデュアルブート環境を整えました。今回はそのUbuntu 24.04.1へ日頃よく使う定番アプリを導入、古いSSDからのプロファイル移行や初期設定を進めます。

Firefox Thunderbirdの非Snap化

定番アプリインストールの前に、既にインストールされているSnap版FirefoxとThunderbirdを削除、開発元公式PPAからdebパッケージ版をインストールします。

手順は以前、Ubuntu 22.04のFirefoxをSnap版からdeb版へ乗り換えた時と同じ。

Snap版Firefoxを完全削除。

同じ要領でThunderbirdも削除。

続いて、mozilla PPAレポジトリを追加。

Snap版とdeb版の優先順位付けをひっくり返して、deb版優先とします。

パッケージリストを更新後、FirefoxとThunderbirdをインストール。

どちらも確かに、deb版がインストールされていることを確認。

図1.Firefoxについて

図1.Firefoxについて

古い環境からのプロファイル移行は、以下のフォルダをそっくり入れ替えるだけ。

 

Chromeはdebダウンロード

Chromeは公式サイトのダウンロードボタンからダウンロードしたdebパッケージをインストールする過程で、レポジトリファイルが生成されるので、以降のアップデートもパッケージマネージャを通じて行われます。

GPGキーは /etc/apt/ 下に保存されるのが標準仕様。

以前のUbuntu 22.04では、 /usr/share/keyrings/ 下に保存したので、 google-chrome.list にそのパスを追記していました。

 

テキストエディタをgeditへ

Ubuntu 24.04で大きく戸惑ったのがこのテキストエディタ。てっきり従来のgeditが新しくなったのかと思ったら、このgnome-text-editorはgeditとは似て非なる全くの別物。

図2.gnome-text-editor

図2.gnome-text-editor

とにかく簡素過ぎて、「文字も打てるテキストビューア」感に辟易してgeditをプラグインと共にインストール。

図3.gedit

図3.gedit

geditで開きたいテキストファイルを右クリック、 Open With... からgeditを選択する際に、 Always use for this file type を有効にすれば、以降はgeditがそのファイルタイプの既定アプリになります。

図4.Always use for this file type

図4.Always use for this file type

SMPlayerとVLCをPPAからインストール

マルチメディア系では、動画再生に愛用しているSMPlayer、VLCがデフォルトでは未インストールの状態。いずれもUbuntuの標準レポジトリやSnapに収録されているものの、より新しさを求めて現行版が収録されているレポジトリからインストールします。

まず、SMPlayerは公式PPAが存在するので、レポジトリを追加。

Ubuntu標準レポジトリよりも新しいバージョンを利用可能になったので、早速インストール。

図5.SMPlayerのバージョン情報

図5.SMPlayerのバージョン情報

VLCは近年ではSnap版での提供をメインストリームにしているようで、公式レポジトリは存在しません。そこで、非公式ながらSnap版より少し新しい現行版が利用可能な、Ubuntuhandbookさんのレポジトリを追加します。

こちらも最新版を利用可能になったので、インストール。

図6.VideoLANについて

図6.VideoLANについて

 

次に、ffmpegのインストール。Ubuntuの標準レポジトリでver.6.1.1が利用可能でした。

実はこちらもUbuntuhandbookさんの非公式レポジトリに現行ver.7系が収録されているものの、メジャーアップグレードになるのでしばらく様子見です。

 

マルチメディア系の最後に、DVD再生に必要なコーデックをインストールします。

 

GIMPを非公式PPAからインストール

定番画像編集ソフトGIMPはデフォルトでは未インストール。Ubuntuのシステムレポジトリに収録されているのは、マイナーバージョンがちょっぴり古い2.10.36でした。

そこで、こちらも非公式ながらGIMPの現行版が収録されている、Ubuntuhandbookさんのレポジトリを追加します。

GIMP現行の2.10.38をインストールします。

図7.GIMPについて

図7.GIMPについて

なお、GIMPの設定は公式ドキュメントによると、次のフォルダに収められているとのことなので、古いSSDからそっくり入れ替えました。

 

Remmina設定の移行とPPA追加

RDPソフトのRemminaは標準でインストール済みの状態。古い環境からの設定や接続情報の移行は、以下のフォルダを丸ごとコピーするのみ。

Remminaの開発用PPAに収録されているのもバージョン番号は同じですが、こちらの方がUIの日本語化率が高いそうなので、レポジトリを追加しておきます。

パッケージリストを更新して、アップグレードを適用。

 

遠隔系アプリTeamViewerとAnyDesk

2つの遠隔操作アプリのうち、TeamViewerはGoogle Chrome同様、公式サイトからダウンロードしたdebパッケージを使ってインストールすると、その過程でレポジトリファイルが生成されていました。

もう一つのAnyDeskは、以前記事にした要領で公式レポジトリを追加します。

GPGキーを配置して、レポジトリファイルを生成。

パッケージリストを更新して、AnyDeskをインストールします。

以下のフォルダに設定らしきファイルがいるので、古い環境からコピーしてきました。

 

遠隔系アプリのWayland問題

Ubuntu 22.04の頃にも問題になった、新ディスプレイサーバWaylandへの対応状況は、現時点でも未だに存在しているようで、TeamViewerはRaspberry Pi OSのWaylandは不可とか、それ以外もあくまで実験的実装段階とも言われています。

AnyDeskはサポート環境の注意書きに記載があり、Waylandは「他のPCを遠隔操作する」Outgoing方向のみサポートされるようです(従来からのX11は双方向サポート)。

図8.AnyDeskサポート環境注釈

図8.AnyDeskサポート環境注釈

ディスプレイサーバの変更はログイン画面右下の歯車アイコンをクリックすると飛び出てくる吹き出して行えます。

  • Ubuntu : Wayland (デフォルト)
  • Ubuntu on Xorg : X11 ←こちらに
図9.ディスプレイサーバ切替

図9.ディスプレイサーバ切替

さらに /etc/gdm3/custom.conf 設定ファイルの、Waylandを強制無効するオプションのコメントアウトを外します。

次回は、数多くのアプリの現行版を提供する非公式PPA、XtraDebの部分的導入を試してみます。

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