繋ぐだけでオンラインのIPoE
ネットワーク上のPCから次のURLを開いてホームゲートウェイのWebUIへアクセス、まず始めに機器設定用パスワードをセットします。
PPPoE用のISPログイン情報を入力しようと、 基本設定 >> 接続先設定(IPv4 PPPoE) を開いてみるも、グレーアウト状態で使用不能。
ここで何かおかしいことに気づいて調べてみると、事業者側でv6プラスが有効にされていたことで、ホームゲートウェイを繋ぐだけで、自動的にIPv6のIPoE接続が確立するようになっていました。
サポートに「新しいホームゲートウェイを繋ぐだけでインターネットへ繋がります」と言われていた意味が、ようやく理解できました。
WebUIの確認と設定
新しいホームゲートウェイのWebUIで出来ることを確認しながら、設定を進めます。
まず DHCPv4サーバ設定 では、PR-S300SEには無かった固定アドレス設定機能が追加されています。但し設定可能なのは、DHCPサーバの配布するIPアドレス範囲に限定。
次に LAN側静的ルーティング設定 ページでは、ネットワーク上の別機器が張っているサイト間VPN(関連記事はこちら)で必要なルーティングを記述しました。
そして、PR-S300SEではhtmlテーブル化されていたひかり電話の通話履歴のページは、単純にテキストログを見せるだけの仕様へ変更されていました。
以前この通話履歴ページをRaspberry Piから定期的に取得してグーグルドライブへアップロードする仕組みを作りましたが、その仕組みも別途改修が必要です。
IPv4裏ページでNAT設定
IPoE接続になったことで、NATやIPv4フィルタリングのページがWebUIから消え、今後は次のURLでアクセス可能な裏ページで設定することになります。
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http://192.168.1.1:8888/t/ または http://ntt.setup:8888/t/ |
ソフトウェア一覧に1つしか無いボタンをクリックすると、IPv4設定ページが開きます。
このページで要求されるログイン情報は、上述の図16で設定した機器設定用パスワードとは別個になるので注意。
静的NAPT設定 で利用可能なポートは図22に列記されている範囲内に限られ、いわゆるWell-knownポートは一切使えませんでした。
IPv4パケットフィルタ設定 には、既にいくつかの拒否ルールが設定されていました(PR-S300SEに同じ)。ここではさらに、VPN越しやってきた通信がWANへ出られるための通過ルールを追加しておきます。
以上の設定でこれまで通りのネットワークアクセスが戻りました。この新しいホームゲートウェイのウリは無線LANなので、オプションの無線LANカードをNTTレンタルではなく、オークションサイトで中古品を探してみたいと思います。