LinuxデスクトップPCにAnyDeskを入れてリモートサイトへの踏み台ホストに

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図8.AnyDesk越しのログイン画面

別拠点ネットワークの管理用に、 Linux デスクトップPCに AnyDesk を導入して現地へ設置。デスクトップ接続の他に VPN も使える、リモートサイトへの 踏み台ホスト に仕立てました。

レポジトリを追加してインストール

以前まとめた、AnyDeskのレポジトリをUbuntu 22.04へ追加してインストールする方法に準じ、前回、Kubuntu 22.04をセットアップしたIntel NUC8i7BEHに、AnyDeskをインストールします。

まず、レポジトリの公開鍵をダウンロードして、レポジトリファイルを新規作成します。

その上でパッケージマネージャを更新して、AnyDeskをインストールします。

 

Unattended Accessを有効に

AnyDeskのGUI画面を開き、右上のメニューから設定をクリックして、その中にあるセキュリティ項を開いたら、Permission ProfileプルダウンでUnattended Accessを選択します。

図1.Permission Profileの選択

図1.Permission Profileの選択

無人アクセスを許可してパスワードを設定、その下のオプション項目下方にある、Create VPN Tunnelsにチェックが入れられていることを確認。

図2.無人アクセスの有効化

図2.無人アクセスの有効化

尚、VPN接続は、AnyDeskを利用する双方が共に非Windows OS(LinuxやMacOSなど)である場合に限られます。従って今回の試行も岡持ちMac ProのAnyDeskから、Kubuntu 22.04のAnyDeskをリモート操作する構成を採っています。

 

AnyDeskデスクトップ接続とVPN接続

AnyDeskでデスクトップ接続すればVPNも自動的に接続されるもの、と思ったらそうではないらしく、接続中のウィンドウ上部にある雷アイコンを押してアクションメニューから VPN をクリックします。

図3.AnyDeskアクションメニュー

図3.AnyDeskアクションメニュー

ここで Start ボタンを押すとVPN接続が確立します。

図4.AnyDesk VPN未接続

図4.AnyDesk VPN未接続

もちろんこのままデスクトップ接続も維持されており、ウィンドウ上部のタブで表示を切り替える要領です。

図5.AnyDesk VPN接続中

図5.AnyDesk VPN接続中

VPN接続中は両者にトンネルインターフェイスが現れ、その両端に次のIPアドレスが割り振られます。

  • 172.18.0.1 : リモートされる側
  • 172.18.0.2 : リモートする側
図6.VPNトンネルインターフェイス

図6.VPNトンネルインターフェイス

但し、さすがにゲートウェイのような機能は備わっていないので、このトンネルを介して接続先のネットワークへ直接アクセスすることはできません。

 

AnyDesk VPNのみ接続

デスクトップ接続が不要でVPNのみ接続したい場合は、AnyDeskメインウィンドウの接続履歴のデバイスから接続メニューを出して VPN をクリックするだけ。

図7.AnyDesk VPNのみ接続

図7.AnyDesk VPNのみ接続

AnyDeskでOSログイン画面をリモート

リモートデスクトップアプリで気になるのは、OSログイン画面から操作できるかどうか。

AnyDeskは、デフォルトでは未だログインしていないシステムへのリモートアクセスはできないことから、自動ログインさせる以外に何か方法はないか調べていたところ、こちらのフォーラムにその解を見つけました(Great Tnx!!)。

その方法とはAnyDeskサービスの設定ファイルを書き換えて、その開始タイミングをログイン後から、ネットワークオンライン後へと変更するというもの。

実際に試してみたところ、あっさりとログイン画面にアクセスすることができました。

図8.AnyDesk越しのログイン画面

図8.AnyDesk越しのログイン画面

パスワード入力してログイン時に一瞬接続が切れることがありますが、接続は自動復元されるので問題ありません。

 

ヘッドレス時デスクトップ接続が黒画面

実際に踏み台ホストとしてLinuxデスクトップPCを設置する際、それ以外の用途に使うことはないのでディスプレイを繋がないヘッドレス状態にするのですが、この状態のPCへAnyDeskからアクセスすると真っ黒な画面になってしまいます。

対策としては、電源は切っていても良いので何かモニタを接続するか、下図のようなダミープラグを挿して同等の状態を作り出す必要があります。

図9.HDMI ダミープラグ

図9.HDMI ダミープラグ

 

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